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ピノキオがダークテイストな世界で戦うソウルライクアクション『Lies of P』の感想・レビュー

まず、このゲーム、一言で言うと「ダークファンタジー版ピノキオ」なんだ。でも、ディズニーのあの可愛らしいキャラクターは忘れてね。ここでのピノキオは、スチームパンクな雰囲気漂う街クラットで目覚めた、超クールな見た目の人形なんだ。

ゲームの世界観がヤバい。19世紀末のヨーロッパをイメージした街並みに、人形やからくり人形が溢れかえってる。街の雰囲気は重厚で、どこか不気味。細部まで作り込まれた建物や小道具の数々に、思わず見入っちゃうよ。

光と影の使い方も秀逸で、街の陰鬱な雰囲気を存分に引き立ててる。夜の街を歩いてると、まるで本当にそこにいるような没入感があるんだ。

さて、ゲームプレイだけど、ソウルライクってジャンルにハマる人なら絶対に楽しめるはず。難易度高めで、ボス戦はガチでしんどいこともあるけど、それがまた快感なんだよね。

武器システムが面白くて、いろんな武器をカスタマイズできるんだ。刀身と柄を自由に組み合わせられるから、自分好みの武器を作れるのが楽しい。

あと、「P-Organ」ってシステムがあって、これがRPG要素を担ってるんだけど、ここでキャラクターをどう育てるかで、プレイスタイルが全然変わってくるんだ。

ストーリーがまた秀逸。ピノキオの物語をベースにしてるんだけど、めちゃくちゃダークな解釈になってる。街の住人たちとの会話を重ねるたびに、この世界の闇の深さが明らかになっていくんだ。

選択肢システムもあって、自分の行動次第でエンディングが変わるのも面白いポイント。「嘘をつく」か「正直になる」かの選択を迫られる場面が多くて、そこでどう判断するかでストーリーが分岐していくんだ。

BGMがまたすごい。重厚なオーケストラサウンドが、ゲームの雰囲気を更に盛り上げてくれる。ボス戦の音楽なんて、聴いてるだけでテンション上がるよ。

ボイスアクティングも素晴らしくて、キャラクターたちの感情がリアルに伝わってくる。特にゲメトが印象的だったな。あのキャラ、なんか憎めないんだよね。

まとめ

正直、最初は「ピノキオがソウルライク?」って思って半信半疑だったんだけど、プレイしてみたら予想以上に面白かった。難易度は高めだけど、その分クリアしたときの達成感がハンパない。

グラフィックス、ゲームプレイ、ストーリー、音楽、どれをとっても高水準。ソウルライク好きはもちろん、ダークファンタジーが好きな人にもおすすめできる一本だと思う。

ただ、難易度が高いから、アクションゲームが苦手な人には向かないかも。でも、挑戦する価値は絶対にあるよ。