「Torn Away」は、第二次世界大戦中のソ連を舞台にしたアドベンチャーゲーム。主人公は10歳のアーシャっていう女の子で、ナチス占領下の故郷から引き離されて、ドイツの労働キャンプに連れて行かれちゃうんだ。でも、アーシャは逃げ出して、故郷に帰るための命がけの旅を始めるんだよ。
まず、ビジュアルがすごくいい。2.5Dのサイドスクロール形式なんだけど、背景の細部まで丁寧に作り込まれてて、戦時中のヨーロッパの雰囲気がめちゃくちゃ伝わってくる。色使いも絶妙で、暗い場面が多いんだけど、希望の光みたいなのも感じられるんだよね。
音楽も最高。静かで物悲しいメロディーが多いんだけど、それがゲームの雰囲気にぴったりマッチしてて、プレイ中ずっと引き込まれちゃった。
ゲームプレイは、パズルを解いたり、隠れたり、時には走って逃げたりするのが中心。難しすぎず、かといって簡単すぎもしない、ちょうどいいバランス。アーシャを操作してる感じがすごくリアルで、彼女の恐怖や不安、それでも前に進もうとする勇気が伝わってくるんだ。
特に印象的だったのは、アーシャが自分の想像力を使って困難を乗り越えていくところ。例えば、暗くて怖い森を通るときに、おとぎ話の世界を想像して恐怖を和らげるシーンがあるんだけど、そういう細かい演出がすごく効果的だった。
ストーリーがマジで泣ける。アーシャの旅路で出会う人々との交流が心に残るんだよね。言葉が通じなくても、人間性とか思いやりとか、そういうのがちゃんと伝わってくる。
正直、何度か涙腺が緩んじゃったよ。特に、アーシャが家族の思い出にすがるシーンとか、他の難民の子供たちと交流するところとか。戦争の残酷さと、それでも希望を持ち続ける人間の強さみたいなのが、すごく上手く表現されてると思う。
まとめ
「Torn Away」は、ただの戦争ゲームじゃない。人間性とか希望とか、そういうものについて深く考えさせられる作品だと思う。プレイ時間は6時間くらいだけど、終わった後もずっと頭から離れなかったよ。
歴史に興味がある人はもちろん、感動的なストーリーが好きな人にもおすすめ。ちょっと重いテーマだけど、それだけに心に残る体験になると思う。
個人的には、今年プレイしたゲームの中でダントツのNo.1。みんなにも是非プレイしてほしいな。